
ねこと暮らせる部屋に引っ越しできたよ!



よかったね!一緒に暮らすねこを探さないとね。飼いたいねこちゃんはいるの?



これから探すんだ。
ペットショップで買う以外にどんな方法があるのかな??



ねこを迎える方法はいくつかあるのよ。
特に希望の猫種(品種)がないなら保護ねこの里親がおススメだよ。
一緒に暮らすねこをどこで探そうかな?と思っていませんか。
ペットショップで購入する以外にも6つの方法があるんです。
モチャミの家でこれまで暮らしたねこたちは、2匹は知り合いを通して、2匹は動物病院の里親募集で里親となり、1匹はノラを拾ってきました。
一緒に暮らすねこを探す7つの方法を、これまでの経験談を交えてまとめてみました↓
ねこを買う場合


ねこを買う場合は主に2種類の方法があります。
販売業者(第一種動物取扱業者)は動物愛護管理法の下で、動物を適正に飼育・販売することが義務付けられています。ねこを購入するなら、その業者が法令を遵守し動物の幸せと健康を最優先にしているか見極める必要があります。
購入する時は必ず販売業者と対面し、納得できるまで話をしてください。
ペットショップで買う
メリットは欲しい時に誰でもすぐに購入できることです。
ペットショップはホームセンターやショッピングモールの中にもあり、気軽に行くことができます。ねこと一緒にフードや砂などの必要なモノもそろえることができます。
いろいろな猫種がいるので比べることができて、純血腫の子ねこを買うことができます。お値段は数万~50万円ぐらいが多いようです。
ワクチン接種もされていて、動物病院やペットホテルと提携していたり、病気が隠れていた場合などの生体保証もあり安心です。(お店によって違うので、購入時に確認して下さい。)
いろいろな猫種を見比べたい、すぐにねこちゃんを家に迎えたいという場合はペットショップがいいですね。
デメリットは純血腫であるということは血統書でのみの確認で、親を見ることができず、どんな環境や血筋で産まれたかわからないことです。
中間業者をはさむので、ブリーダーから直接買うよりも高くなる傾向があります。



気軽に行きやすい分、フラッと入ったお店で一目惚れして買ってしまった!というのは危険だよ。
よく考えてからお家につれていってね。気持ちはよくわかるんですよ。ええ。



安心できるペットショップってどう見極めればいいのかな?
ペットショップのここをチェック
- 店舗内に「第一種動物取扱業者登録証」の掲示があるか
- ねこ・猫種について詳しい専門知識があるか
- 店舗内や展示ケージ内を不潔にしていないか
- 子ねこをケージに入れっぱなしにしていないか
- 書面を用いながら適切な飼育方法などの説明ができるか
- ブリーダー・感染症の有無・遺伝性疾患のリスクについて説明ができるか
- こちらの質問に納得がいくまで答えてくれるか



気になる子ねこがいる場合は何度もお店を訪れて、お店のスタッフさんとよく話をしてね。
ブリーダーから買う
メリットはほしい純血腫の子ねこをたくさん見比べることができることです。
お値段は数万~30万円ぐらいが多いようです。中間業者をはさまないのでペットショップよりも安く買えます。子ねこたちは親ねこや兄弟ねこと育っているので親ねこを見ることもできるし、性格なども細かく教えてもらえます。
純血腫は同じ種で交配するので特定の遺伝疾患を持っていることがあるのですが、健康状態や遺伝的に問題がないかどうかが管理されているので安心です。
できるだけ一つの品種を長く繁殖し、その品種に詳しい業者を選びましょう。「ロシアンブルーの子ねこがほしい!」など、猫種の希望が決まっている場合はブリーダー(繁殖業者)から買うのがおすすめです。
デメリットはブリーダー施設は個人の家であることが多いので、施設が近くにないと気軽に見に行けないことです。
地域によってブリーダーの数に差があり、見学するには事前に連絡を取る必要があります。
お近くのブリーダーを探してみる↓



安心できるブリーダーはどう見極めればいいのかな?
ブリーダーのここをチェック
- 子ねこの両親・きょうだいの情報・賞歴などを書面を用いながら説明できるか
- ねこの飼育方法について丁寧にわかりやすく説明できるか
- 遺伝性疾患について詳しいか
- 飼育環境は衛生的か
- 感染症対策は徹底しているか
- こちらの質問に納得がいくまで答えてくれるか



2020年6月施行の「改正動物愛護管理法」で対面販売の義務化が決められました。
インターネットでブリーダーを探す場合は、購入前に必ずブリーダーの事業所(猫舎)に見学に行って、子ねこの様子や育った環境を確認してね。
ねこの里親になる場合


ねこの里親になる場合は主に5種類の方法があります。
知り合いからもらう
メリットは購入費用がかからないこと、育った環境がわかり親ねこも見られる場合があることです。大人ねこだけでなく、子ねこが産まれた時などは子ねこから飼うこともできます。
雑種が主なので健康で長生きすることが多く、家ねこなのでノラよりは病気(ノミや寄生虫)を持っている確率も低いです。知っている人なので、飼いはじめてからも気軽に相談することができます。
普段からねこ好きであることをアピールしておけば、お声がかかるかもしれません。
デメリットは性別や毛色を選べないことと、声がかかるまで待たなければいけないことです。すぐに飼いたい場合は別の方法を探しましょう。
モチャミとダンナサンが独身時代に飼っていたねこは、この方法で家に迎えました。
ダンナサンは知り合いが飼えなくなった大人ねこを、モチャミは知り合いの家で産まれた子ねこをもらってきました。
モチャミと始めて暮らしたねこショウは、産まれたばかりの手のひらに乗るぐらいの頃から知っていて、生後4か月で飼いはじめました。パパねこもママねこも産まれた家もみることができました。
里親になった時にはフードや砂なども一緒にもらえて、猫について相談にものってもらえました。
今はもう亡くなってしまいましたが、ダンナサンが里親になったねこネネは推定18年、ショウは16年、大きな病気もなく健康に暮らしました。



ダンナサンと暮らしていたネネは動物病院で保護されていたねこで、そこのスタッフさんと暮らしてた。
縁あって一緒に暮らすことになったよ。
ノラねこを拾ってくる
メリットは購入費用がかからないことです。
デメリットは性別や毛色を選べないことと、病気を持っているかもしれないことです。必ずしも子ねこが見つかるわけではないので、子ねこから飼いたい場合は別の方法にしましょう。
すぐに飼いたい場合にもおススメできません。
外ねこ(ノラ)を飼うと決めたら動物病院でウィルス検査や寄生虫検査を受け、必要があれば治療しましょう。開眼していない、やっとあるけるくらいの子ねこを保護した場合は、布で包んだ湯たんぽなどで保温して、すぐに動物病院へ連れていき獣医師の診察と飼育指導を受けましょう。
モチャミ宅の3匹目のねこナナは、この方法で家に迎えました。
めずらしいことにシャム系のノラ猫で、シャムねこ大好きのダンナサンが家に連れてきました。とてもかわいらしい大人の女のコだったのですが、猫白血病のウィルスを持っていました。
残念ながら発病してしまい、家に来て1年で亡くなってしまいました。
ペット保険に入っていなかったので、治療費も高額になってしまいました・・・。



一緒に暮らしていた間、ずっと病気で悲しかったのよ・・・



うちで保護したナナは病気持ちだったけど、健康で長生きするノラ出身ねこもたくさんいるよ。
動物病院の里親募集
メリットは購入費用がかからないこと。動物病院に保護されているので、ワクチン接種や健康状態を見てくれている場合があることです。
「里親募集」で地元紙に載っていたり、動物病院の掲示板に張り紙がしてあるので、チェックしておきます。
里親になれば避妊手術やワクチン接種費用が無料だったり、割引してくれる場合もあります。譲渡条件も保護団体より緩いです。子ねこの里親も募集していることが多いので、子ねこから飼うことができます。
デメリットは里親募集の件数が少ない場合は性別や毛色を選ぶことができないこと、里親募集のねこちゃんがいない場合は待たないといけないことです。
モチャミ宅の4・5匹目のねこメメとズズは、それぞれ別の病院からこの方法で家に迎えました。
ワクチン接種済みで、猫エイズ・白血病の検査、その他健康検査もされていました。避妊手術は半額で受けることができました。



ズズを保護して動物病院に連れてきてくれた方が、ワクチンなどの費用を負担してくれていたのよ。
別の動物病院で保護されていたメメはうちでワクチン費用をだしたよ。



やさしい人がいるのね・・・



2匹とも今も元気で一緒に暮らしてるよ!
保護団体・保護ねこカフェの里親募集
メリットは保護団体の譲渡会や保護ねこカフェの営業時間であれば、性別や毛色などを選べることです。ただ触れ合うだけでもOKなので気軽に行けます。
ワクチン接種や健康状態を観てあることが多く、実際に家に連れて帰って暮らしてみる「おためし期間」がある場合も。ワクチン接種代などがかかる場合がありますが、純血種のねこを購入するほどにはかかりません。
デメリットは高齢者や一人暮らしはダメなどの譲渡条件が細かく決まっていて、里親になれない場合があることです。
ペットショップほど数が多くないので、近くにないと探さないといけません。保護団体の譲渡会のお知らせは、ホームページやSNSなどで告知されています。



一人暮らしの人は里親になれないの?



飼い主に捨てられたり、親の育児放棄や事故にあったりして保護されたねこ達だから、もう二度と同じ目にあわないように里親の審査が厳しいのね。
保健所・動物愛護センターの里親募集
メリットは購入費用がほとんどかからないこと、健康状態を見てくれている場合があることです。
各都道府県・市町村などに設置されていて、環境省の後押しもあって「殺処分ゼロ」をめざして里親探しを進めている施設が増えています。
お住まいの保健所や動物愛護センターのサイトで里親を募集していたり、譲渡会が開催されているのでチェックしてみましょう。事前講習会を行う施設もあります。
デメリットは里親募集の件数が少ない場合は性別や毛色を選べないこと、すぐに飼い始めることができないことです。経済面や年齢、住宅環境などの審査がある場合があります。
保護ねこについてはこちら↓
保護ねこって何? ペットショップのねことの違い。
まとめ


純血腫が欲しくて買う場合はブリーダー、里親希望でもらうなら動物病院で保護されているねこちゃんがおすすめです。
ブリーダーから購入する場合は事前によくその猫種について調べ、できるならねこカフェなどで実際に触れ合っておきましょう。
動物病院からの里親を希望する場合は、普段から家の近くの病院をリサーチしておきます。病院のサイトをチェックしたり、里親募集をしているか問い合わせてみましょう。



メメは地元紙の里親募集欄で見つけたよ。
ズズは病院の入口から待合室に置かれたケージが見えたのがきっかけだよ。
どの方法にもメリット・デメリットがあるので、自分にあった方法で一緒に暮らすねこちゃんを探してみてください。



いろいろな方法があるんだね。



長い期間一緒に暮らすことになるから、よく考えて探してみてね。
よいねこちゃんに巡り合えますように。
この記事の参考図書
一緒に暮らすねこの探し方・飼い方・注意点はこちら↓