2016年公開のフランス・中国制作のコメディ映画。
原題は「NINE LIVES」なのに、監督が「メン・イン・ブラック」のバリー・ソネンフェルドなので、「メン・イン・キャット」という邦題をつけたのだとか。
ストーリーは「メン・イン・ブラック」とは全くの別物。

「メン・イン・ブラック」とは何の関係もない!
ねこのエージェントの話じゃないよ。


公開 | 2016/11/25 |
時間 | 87分 |
監督 | バリー・ソネンフェルド |
主演 | ケヴィン・スペイシー |
ねこ | 6匹のサイベリアン・フォレスト・キャット |
- CGねこ×入れかわり×おじさん
- ペットショップの店主が怪しい
- メン・イン・ブラックと同じ監督
映画「メン・イン・キャット」キャスト
登場人物 | キャスト |
---|---|
Mr.モコモコパンツ | 6匹のサイベリアン・フォレスト・キャット |
トム | ケヴィン・スペイシー |
ララ | ジェニファー・ガーナー |
フェリックス | クリストファー・ウォーケン |
レベッカ | マリーナ・ワイスマン |
映画「メン・イン・キャット」あらすじ
大企業の社長トムは、仕事人間で家庭をかえりみないゴーマンな男。ある日、娘の誕生日プレゼントに、渋々苦手なネコを飼うが、その帰りにビルから転落!そしてなんと・・・トムの意識はネコの体に移ってしまう!
ペットとして家族に迎えられたトムの運命は?!
filmarksより
映画「メン・イン・キャット」ネタバレ感想レビュー
あなたも輪廻でねこになるかも!


この映画、原題は「NINE LIVES」。英語のことわざ「A cat has nine lives.」(ねこには9つの命がある=なかなか死なない・強運の持ち主)からつけられています。
輪廻でねこになるかも?ということですかね。
トムは「自社ビルが1番高くないとダメ!」という、おバカな大企業の社長。会社では疎まれ、家族ともギクシャクしています。
自社ビルの屋上から娘の誕生プレゼントにと持っていたねこと一緒に落ち、心が入れかわります。自分は意識不明の重症で、ねこは無傷。まさしくねこは「なかなか死なない・強運の持ち主」です。
そして飼いねことして自分の家で暮らすことに。
ずっと家にいることで、家庭をかえりみなかった自分を思う娘や心配する妻の姿をみることになります。
部下に会社を乗っ取られそうになったり、重体の自分が完全に死ぬと一生ねこの体で生きなければいけなくなったりで、ハラハラするシーンもありました。
最後はハッピーエンドでほっこり。そして会社を乗っ取ろうとした部下は車にはねられ、ねこと入れかわって・・・



うちのねこも誰かと入れ代わってる?って思ったよ。
で、モチャミも死ぬときにねこになって、ねこ好きさんと暮らしたいって思った!
ねこの生活に憧れる・・・
ねこと入れかわったことはトムには災難だったけど、周りの環境はいい方向へ変わっていきました。
最後には「仕事も大事だけれど、父親・夫としての存在は自分しかいないこと」「人生の本当の意味での成功はなにか」に気がついたのが良かったです。
ストーリー的にはいろいろツッコミたくなる場面がありましたが、ねこメインの映画なので何も考えずに観ると楽しめます。
ねこ好きさんへのおススメポイント




お客がねこを選ぶのではなく、ねこが客を選ぶ。
トムと入れかわるねこ「Mr.モコモコパンツ」とは、怪しいペットショップで出会います。
その後トムはねこと入れかわるのですが、なぜかペットショップの店主フェリックスはねこと入れかわったトムと会話することができます。



クリストファー・ウォーケン演じるペットショップのおじさんが怪しい。
何も話さなくても、立ってるだけで怪しい・・・
で、入れかわったMr.モコモコパンツ(トム)が自分の家でペットとして暮らすのですが、シリアルを食べたりスコッチを飲んだりと、ねこ飼いとしては「やめてぇ!」という行動をとりまくり。
ねこの動きはCGを使用。
個人的に海外のCG動物モノってあまりかわいくないと思っているのですが、Mr.モコモコパンツは本物とうまく合成されていてかわいいです!
棒にぶらさがって懸垂していたり・・
娘のレベッカちゃんとダンスをしていたり・・
Mr.モコモコパンツがいたペットショップでは同じねこがコピペで何匹もいたり!?、ビルの屋上から派手に落っこちたりもします。



ありえないだろ!と思うけど、ずっと観ていると「次のありえないこと」期待してしまうのよ。
Mr.モコモコパンツはCG多用ねこで自然なねこではありませんが、ふつうにかわいいです。あり得ない動きも面白ろかわいいので気にならなくなります。
Mr.モコモコパンツだけを見ていても楽しめます!
挿入曲「スリー・クール・キャッツ」が耳に残る
かわいくて印象に残っているのが、レベッカちゃんとMr.モコモコパンツがダンスをするシーンとその時に流れている曲。
この曲は「スリー・クール・キャッツ」。
「ザ・コースターズ」という1950年代後半に活躍したアメリカのグループの曲で、ビートルズもカバーしているのだとか。
歌詞の意味は「三人の男が三人の女をナンパしようとしている歌」で、ねことは関係ないようです。歌詞の「cat」はねこではなく、男のことをあらわしています。



耳に残る曲なのよね。
曲名から3匹のねこが踊っているのかとおもったよ。
Mr.モコモコパンツの猫種は何?






Mr.モコモコパンツの猫種は「サイベリアン・フォレスト・キャット」(別名シベリアねこ)。
ロシア・シベリア原産のねこで、毛が長くフサフサ・モコモコで大きいのが特徴です。オスは10キロを超えることもあります。
秋田県知事から秋田犬を贈られたロシアのプーチン大統領が、お礼に「ミール」という名前のサイベリアンを贈ったことで話題になりました。
「ノルウェージャン・フォレスト・キャット」や「メインクーン」と似ていますが、メインクーンよりはやや小さく、ノルウェージャンとは頭の形が違います。
水を怖がらない性質のなので、魚を捕るために水に飛び込むことさえあるのだとか!



魚好きとか、日本のねこっぽくて親近感。
ねこアレルギーなりにくいという特徴もあり、ねこアレルギーの監督がこの猫種を選んだのだそうです。おとなしく頭がいい性格なので、演技が上手だったのでは?と思います。



「サイベリアン・フォレスト・キャット」ってこの映画で初めて知ったよ。
Mr.モコモコパンツ役は6匹のサイベリアンで演じてるんだって!
映画「メン・イン・キャット」はこんな人におすすめ
サイベリアン・フォレスト・キャットが好きな人、クリストファー・ウォーケンかケビン・スペイシーのファン、なんにも考えないでボーっと楽しみたい人におすすめ。
疲れていても楽しめる、笑えて最後はほっこりする映画です。
CGを使ったねこの動きが面白く、子どもが観ても楽しめます。家族で観るのもいいですね。
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